2006年1月「明石原人」会員の感想

2006年1月「明石原人」会員の感想

30代・女性

・   お話、少しむずかしかったです。前半うとうとしてしまったのが残念!キャストは良かったと思うノ。パンフレット(しおり)を事前にもらいたい。(キャストがわかるとうれしー。)

・   どのようなストーリーかと思っていましたが、大変なラブストーリーでした。支え合う夫婦の姿に感動しました。

・   考古学に興味があるので、とてもおもしろく鑑賞できました。となりの携帯電1時前に帰って行ったのは大変失礼だと思った

   

40代・女性

・   ほのぼのとして、終わりもとても良かった。明日への希望をもてる明るい作品をこの後も望みます。

・   地味ではあるけれども、とても心の奥の方に響く内容でした。真実かそうでないかや、考古学会のあり方、上下関係なども考えさせられましたが、やはり、人と人が向き合う、夫婦について投げかけることが多かったと思います。人前では先生づらしている「音」も心の底では「信夫」に感謝していて、子どもが出来たという下りでは、見ている側も胸が熱くなりました。

・   研究者としての「真実」や人間としての功名心とかテーマは重なってあれど、それは全部置いて、「夫婦っていいナァ」と思ってしまった。

   

50代・女性

・   心にしみる内容でした。役者の演技もすばらしく、感動しました。

・   席が後ろでしたが、役者さんの声がはっきり聞こえ楽しめた。ストーリーが心にしみました。

・   妻が働き、夫が発掘作業。しっかりした夫婦愛がすばらしいです。

・   何度も何度も涙があふれてきました。いい夜です。思いを心に感じて帰ります。

・  

よいお芝居を観せてもらいました。

・   なんかおもしろくなさそうだなァと思ってきたけど、よかったです。分からない難解な演劇が多い中、主人公やおばあちゃんなどメまっとうな人たちモのメまっとうな生き方モという感じがした。

・   散発的な笑いはとれていたがストーリーに深みがなく感動がうすかった。

・   舞台装置の秘密がわかり、中央の円筒型のウラが海岸になっていたのはおもしろかったのですが、その為か、座敷が狭苦しく、そこに何人もの出演者が所狭しと座ったり立ったりノ変なところが気になって仕方ありませんでした。一つだけ、新聞は作るべきでした(小道具)。出演者はさすが玄人集団でとても安心してみていられました。

・   開演前のアナウンスを聞いている人は少ないかもノノでした。アナウンスが流れていてもお喋りは絶えないノ。信夫さんの声がステキでしたネ。

・   主人も十年以上勉強をしています。そろそろ協力するのも疲れぎみでしたが、本日観劇して、再び二人で主人の勉強に向き合う気持になりました。

・   長ゼリフに感心しました。素直な演技とウィットもあり、久しぶりにすばらしい演技を観ました。

・   夫婦愛をじっくり描いてよかったです。南風洋子さん、いい味が出ていてすてきでした。

   

60代・女性

・   役者のセリフがとてもよく聞こえて良かった。観客のマナーもいつもより良かったと思う

・   このお芝居を見てほんとうによかった。自分の生きてきた道をふりかえり、よかったのだと勇気づけられました。これからも、このお芝居を思い出して生きていきます。

・   日色ともゑさんが観たかったので楽しみにしてきました。年の差の夫婦像が良く分かって面白かった。せりふが良く聞こえ、皆はっきりしていた。

・   滑舌がハッキリとして、セリフと言うより、その場に一緒に居る様な感じで、ストーリーとしては地味でもとても良かったと思います。ドタバタするより、シーンと心にしみる様な民芸の重み、歴史が受け継がれていますね。

・  

十二,三年演劇を見て参りましたが、今回が一番良かったと思います。

・   役者の演技、特にセリフがはっきりしているので観客は静かでセキ一つなく、ましてアメの袋のゴソゴソも無く、何時にないステージと客席の一体感が良かった(幕間に書いてます)。セリフがはっきり聞こえるとこの様にすばらしい観劇会になるのかと思いました。南風洋子さんは歯切れもよく立居振舞いも美しい。

・   初めての民藝の作品なので暗いものかと思っていたら、かなり内容があり楽しいもので、引きこまれて行き、二部が始まるのが待ち遠しかった。

・   考古学の固いストーリーをどの様な舞台装置で表現されるのかと興味を持っていました。ざん新なアイデアで作られていると感じ入りました。日色さんの自然な演技、素晴らしかったし、千葉さんの汗を流しての一生懸命さに心打たれました。ジワッと涙が流れてくるのは私だけだったでしょうか?

・   何時の時代も考え方がよく似た人がいるものだと思いました。

    日色ともゑさんのせりふの声がとてもきれいでした。

   

70代・女性

・   さすが民藝の俳優さんたちです。セリフもバッチリ。難聴気味ですが、よく聞きとれました。

・   最近公演内容に失望続きでしたので、どうか心配していました。今日はとても良かったです。何よりも全員のセリフがとてもよく分かり、さすが稽古のたまものでしょう。若い方からベテランまで演技もとてもしっかりしてました。これなら演鑑協やめたくなくなります。

・   考古学、発掘、考古学会など私の日常にはすでに遠くなってしまった世界の知識だけでなく、人としての生き方など実に沢山のことを教えてくれた作品でした。久しぶりにずっしりとした充実感を味わいました。登場人物の一人一人の個性がはっきり描かれています。特に美しい声、ていねいなセリフ、日色さんの音先生、最高でした。

・   思いもかけない事態を切りぬけるご隠居さんの暖かい気転で結婚へ、ご隠居さんすごいです。日色ともゑさんの演技に最初から最後までひきこまれました。南風洋子さんをはじめ、出演者全員の力量の高さ、久々に観劇の魅力はこういう感覚を味わうことなんだと思いました。明石原人の化石の発見も、さまざまな曲折と時代背景も加わって、不遇な扱われ方ですが、信夫を励まして音は助け合って結婚生活を続けていく「心意気」。今の世の中で一番大切なものです。文学部から博士号を頂く、何か「ふ」に落ちないけれど、ささやかな大切なごほう美がよかったです。

・   久しぶりに民藝の公演を拝見しました。たしかな芝居作り、心より満足しました。

   

60代・男性

・   いつも問題にされているマナーの件、放送だけでなく、いっそのこと開演までプラカードでも置こうよ。開演ブザーが鳴って暗転しても、うるさい、うるさい。

・   戦前・戦中、日本の歴史を全く間違った方向にしようとしたが、今、そのことがくりかえされるのではないかと非常に懸念しています。

・   久しぶりに本格的な演劇を観た、という感想を持ちました。このところ、軽い内容の出し物が続いていましたので。今後も、内容の濃い演目を希望します。出演者では、日色さん、千葉さんの熱演と伊藤さんの重厚な演技が印象に残りました。

・   「明石原人の化石発見!」の喜びも束の間、主人公は大学アカデミズムの壁に阻まれ、世の中にその功績がなかなか認められない。しかし、それにくじけず、妻や周りの人々に支えられて考古学の研究をコツコツと続ける。これは現在の日本にも数々観られる重いテーマです。演出が歯切れよくて良い。千葉茂則、日色ともゑの夫婦役が呼吸ぴったり合って感動を呼び、南風洋子のご隠居役がこれまた出色の出来でした。見終わって、出演者全員に拍手。ほんとうに見応えのある芝居でした。

   

70代・男性

・   日色ともゑさんの熱演が目立つ。個人としての限界ぎりぎりの努力で時代の圧力に戦おうとする、その生きざまに心を打たれた。

   

年代不詳・男性

・   まず、さすが民藝と思いました。それは役者さん全員の台詞がとてもよく聞き取れた事です。聞きづらく、おもしろさや感動が半減してしまう様なお芝居もありました。台詞が良く聞こえるってとても大切な、うれしいことといつも思っていましたのでノ。格調の高いお芝居と、すっきりした舞台、こういうお芝居を若い人達にも観てほしいと、とても思いました。倖せな時間を主人と共に過ごすことが出来ました。

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